建物引渡書類のトラブルがどのようなものか知っていますか?
- 建物引渡書類のトラブルとは、建物引渡に際して必要となる建物引渡書類を業者が提示しないトラブルです。
- 建物引渡書類は建築にかかわる業務により、各々の業務担当者が建築主に提示をしなければなりません。
- 建築にかかわる業務の各々の担当者とは施工者・代理者・設計者・工事監理者になります。
建物引渡書類とはどのような書類か知っていますか?
- 施工者が提示しなければならない書類は以下の通りです。
- 建物完成引渡証明書
- 建物引渡書
- 住宅瑕疵担保保険の保証書
- 防蟻保証書
- 代理者が提示をしなければならない書類は以下の通りです。
- 確認申請書副本
- 確認済証
- 中間検査済証
- 完了検査済証
- 設計者が提示をしなければならない書類は以下の通りです。
- 基本設計図面
- 実施設計図面
- 地盤調査報告書
- 地盤保証書
- 工事監理者が提示をしなければならない書類は以下となります。
- 工事監理報告書
建物引渡書類のトラブルの原因を知っていますか?
- 建物引渡書類のトラブルの原因は名義貸しに起因しています。
- 名義貸しにより建築主は代理者・設計者・工事監理者と面識がありません。
- 面識が無いことから建物引渡書類を提示しません。
- 違法行為となる名義貸しを認識していることから建築主との接点を持ちません。
- この名義貸しが建物引渡書類のトラブルの原因になっています。
- 各々の業務者の書類保管義務年限は7年です。
- 建物引渡後7年を過ぎると建物引渡書類の提示を求めることが難しくなります。
- 注意して下さい。