建築業者の本業は建築ではなく販売であることを知っていますか。
建築業者は販売力がなければ生き残って行けません。
建築業者の本業は、ほとんどが住宅販売です。住宅建築ではありません。
住宅販売の建築業者の特徴は、
- 建築する住宅の説明を営業マンだけが担当します。
- 間取りの打合せがほとんどです。
- 間取りの次は見積額の打合せです。
- 次に、契約時期の打合せです。
- 契約書には図面の添付がありません。
- 契約書には明細見積書の添付がありません。
- 住宅の「構造、材料、品質の説明」はほとんどありません。
早く契約を取るための営業スタイルです。
図面を描いていたら早く契約が出来なくなります。
明細見積を作成していたら早く契約が出来なくなります。
住宅販売を本業とする建築業者との契約には危険があります。
早く多くの契約を取ることが、住宅販売を本業とする建築業者の本質です。
早く多くの契約を取る為に「事前の打合せが不十分、契約書の添付資料が不十分」で消費者は契約をしてしまいます。
当然、建築紛争となる危険性が高まります。
建築紛争となる危険性の原因は、
- 不完全な見積書による契約。(明細見積書のない契約)
- 不完全な図面による契約。(詳細図面のない契約)
- 不完全な工期提示での契約。(詳細工程表のない契約) となります。
「具体的にいくらで」・「具体的にどのような図面で」・「具体的にどのような時間で」が約束されない契約が建築紛争の原因です。
建築業者の見極め方
建築業者の見極め方は簡単です。
時間をかけて打合せを行うことです。
時間をかけて打合せをすると、早く契約をしたい住宅販売を本業とする建築業者は嫌がります。
納得が行く資料が揃ってから契約をすることです。
納得が行く「明細見積書、詳細図面、詳細工程表」を要求すると、早く契約をしたい住宅販売を本業とする建築業者は契約後に提示すると言ってきます。
これが、見極め方のポイントです。
*IJSは、建築紛争にならない為の事前のアドバイスをしています。
*IJSは、建築紛争になってしまった消費者を支援します。