無許可でリフォーム工事を行う業者がいることを知っていますか?
2019.08.25
リフォーム工事には2種類があります。
- 大規模模様替え工事と大規模改修工事の2種類です。
- 大規模模様替え工事は許可申請が必要ありません。
- 大規模改修工事は許可申請が必要です。
『大規模模様替え工事』は以下のリフォーム工事になります。
- 住宅の屋根をリニュアルする工事です。
- 住宅の外壁をリニュアルする工事です。
- 住宅の内装(床・壁・天井)をリニュアルする工事です。
- 住宅の住宅設備機器をリニュアルする工事です。
- 住宅のリニュアルで構造改修の無いリフォーム工事・住宅規模変更の無いリフォーム工事を大規模模様替え工事と言います。
- 大規模模様替え工事は許可申請は必要ありません。
『大規模改修工事』は以下のリフォーム工事になります。
- 住宅の床面積変更をともなうリフォーム工事です。
- 住宅の階層変更をともなうリフォーム工事です。
- 住宅の構造変更をともなうリフォーム工事です。
- 住宅のリフォーム工事で構造変更をともなうリフォーム工事を大規模改修工事と言います。
- 大規模改修工事は許可申請が必要です。
無許可で行うリフォーム工事業者がいることを知っていますか?
- 無許可で大規模改修工事を行う理由は以下となります。
- 大規模改修工事を無許可で行っても問題ないと思っているからです。
- 大規模改修工事に許可が必要となることを知らないからです。
- 大規模改修工事に許可が必要となることを消費者が知らないからです。
- 大規模改修工事を無許可で行っても行政指導に至ることがほとんど無いからです。
- 大規模改修工事を無許可で行っても罰則がないと思っているからです。
無許可の『大規模改修工事』には問題がある事を知っていますか?
- 無許可での大規模改修工事には以下の問題等が生じる場合があることを知っておくことが重要です。
- 無許可での大規模改修工事は違法工事です。
- 無許可での大規模改修工事の建築物は不適格建物になります。
- 無許可での大規模改修工事では建築士が設計の安全確認をしていません。
- 無許可での大規模改修工事では監理者が監理の安全確認をしていません。
- 無許可での大規模改修工事には建物に安全の担保がありません。
- 無許可での大規模改修工事では融資が不成立になることがあります。
リフォーム工事の注意点を認識して下さい。
- 無許可で大規模改修工事を行う業者はほとんど建設業登録に未登録の業者です。
- 建設業登録に未登録の業者では500万円以上のリフォーム工事を行うことはできません。
- 建設業登録に未登録業者には専任技術者の建築士は在籍していません。
- 無許可の業者はまず大規模改修工事を行う能力を持ち合わせていません。
- 大規模改修工事に該当するリフォーム工事を行う場合、業者選定時に建設業登録の確認をすることがリフォーム工事のトラブル予防になります。
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