よくある監理ミスは2つに分類できます。
- 監理者の確認の見落としによる監理ミスです。
- 監理者の違法行為による監理ミスです。
- 監理者の監理ミスの原因は過失と故意の2つに分類できます。
よくある監理ミスの状況は以下になります。
- ①監理者の確認の見落としによる場合
- この監理ミスは過失に当たります。
- この場合は監理者はミスの是正に応じることが一般的です。
- ②監理者の違法行為による場合です。
- この監理ミスは故意に当たります。
- この場合は監理者が監理ミスの是正に応じることはありません。
よくある監理ミスの予防は簡単にできます。
- 監理者の確認の見落としによる監理ミスが発生する頻度はあまり多くありません。
- 事前の予防は必要ありません。
- 監理者の違法行為による監理ミスは名義貸しを原因として発生しています。
- 事前の予防が必要です。
- 監理者の名義貸しとは『建築士が監理者として名前(名義)だけを工務店に貸す行為』を言います。(※この行為は法令で禁じられています)
- この場合には建築士が工事監理を行うことはありません。
- 当然ながら故意による監理ミスが発生する頻度が多くなります。
- 工務店との工事請負契約時に工事監理業務の義務付を約して、違法行為の名義貸し行為を行わないように工務店と確認をしておくことです。
- この確認をするだけで容易に予防できます。