不同沈下がどのような状況を指すか知っていますか?
- 不同沈下とは建物が不揃いに沈下を起こすことです。
- 建物全体が均等に沈下するのではなく、一部分が斜めに傾いた状況で沈下する状況のことです。
- 地盤の地耐力を調べずに安易に住宅を建築すると不同沈下を起こりやすくなります。
- 注意が必要です。
住宅に不同沈下が生じた時の前兆現象を知っていますか?
- 住宅に不同沈下が生じる場合、以下の前兆現象が起きます。
- 外壁に亀裂が生じます。
- 基礎・土間に亀裂が生じます。
- 柱が傾き建具の開閉に支障が生じます。
- 床が傾き勾配が生じます。
- 上記の現象が不同沈下の前兆現象です。
- 要注意です。
不同沈下の原因は建築士にあることを知っていますか?
- 「建築士は基礎設計を行うに当たり、地盤の許容応力度(地耐力)に適した基礎を選定しなければならない」と法令で定められています。
- 上記の法令により、建築士は基礎設計を行うに当たり地盤調査をしなければならない義務を負っています。
- 上記の法令により、建築士は不同沈下が起きた場合には責任を負わなければならないことになります。
- 建築士がこの義務を履行せずに基礎設計を行った時に不同沈下が起きています。
- したがって不同沈下は建築士に起因していることなります。
- 建築士が地盤調査を行わずに不同沈下が起きた場合、瑕疵担保保険の対象にはなりません。
- 要注意です。
- 不同沈下の是正工事は1000万円単位での大規模な工事になりますので、必ず建築士に地盤調査報告を求めてから着工する必要があります。