「住宅の見積書の読み方」を知っていますか。
住宅の見積書には、建築業者・設計事務所のモラルが現れています
この読み取り方をお教えします。読み取り方は非常に簡単です。
まず、住宅の見積書を読む前に、以下のポイントを確認しましょう。
①見積書に図面が添付されているか
図面は最低限度、平面図・立面図・配置図・仕上表(仕様書)が添付されているかを確認します。
②工事の工種ごとの明細見積書があるか
①、②の添付のない見積書は検討に値しません。
なぜなら、①、②の添付がなければ見積金額と内容(仕様)の比較検討ができないからです。
住宅の見積書は、全体の見積金額を見るよりも3項目の見積金額を確認するだけで建築業者・設計事務所のモラルを読み取ることができます。
3項目とは、「諸経費」・「設計費」・「現場監理費」です。
建築業者・設計事務所はこの3項目で利益計上をしています。
住宅の見積書の読み方は、
- 見積書を読む前に、図面と明細見積書の確認をすること。
- 見積書は3項目から確認をすること。
これだけで十分です。この確認で業者のモラルが分かります。
住宅の見積書に図面と明細見積書の添付のない業者は、建築を本気で業とはしていません。
販売を業としています。住宅を販売することを目的とした業者です。
契約が取れれば良い、販売ができれば良いとする業者です。要注意です。
住宅の見積書の3項目が非常に高額の業者は、仕事量の少ない業者です。
1件の契約で利益を上げようとする業者です。要注意です。
この業者の特徴は、3項目の見積金額が高額であることを指摘すると容易に3項目の見積金額の値引きに応じます。
覚えておいて下さい。
*消費者は建築の専門家ではありませんので、全体の見積金額の高い安いだけで判断をしがちです。
*全体の見積金額を見ても業者のモラルは分かりません。
*上記を参考に、建築業者・設計事務所の見積書を読み取って下さい。