「モラルの低い設計事務所の営業の手口」を知っていますか。
モラルの低い設計事務所の営業には特徴があります
①設計事務所に依頼をしなければ満足のゆく設計ができないことをことさらに強調します。
②設計事務所に依頼をしなければ工事中の監理(設計監理)に安心ができないことをことさらに強調します。
③設計事務所に依頼をすれば安心な工事業者を選定紹介することをことさらに強調します。
④設計事務所に依頼をすれば消費者の要望は何でもかなうような話をことさらに強調します。
営業の特徴に必ず使われるセールストークがあります。
①の特徴で使われるセールストーク
- 「工務店やハウスメーカーの設計では満足のゆく設計ができないので必ず後悔します。」
- 「設計事務所は依頼者の要望を全てかなえます。」
②の特徴で使われるセールストーク
- 「工事中の監理を頻繁に行いますので安心です。」
- 「工事人とは立場を異にする私だからこそ監理ができます。」
③の特徴で使われるセールストーク
- 「私の知り合いの工事業者を紹介します。」
- 「私の知り合いの工事業者ですから丁寧な仕事を安く行うことができます。」
④の特徴で使われるセールストーク
- 「依頼主の要望を安く実現することができます。」
- 「設計事務所だから依頼主の気持ちが分かります。」
モラルの低い設計事務所の営業の手口の本質
- 「工務店、ハウスメーカーの設計では失敗する」に話を誘導します。不安をあおることで受注に結び付けるセールス手法です。
- モラルの低い設計事務所は契約をした後の設計監理を生真面目に行うことはありません。単に安心を強調する為の話です。
- 設計事務所と癒着関係にある工事業者を紹介されますので、コストは非常に高くなります。
- 基本的に話だけです。後々に紛争になったとしても「言った言わない」は証拠にはなりませんので何でもありで話をしています。
* ①~④に当てはまる設計事務所のモラルは低いことを知っておくべきです。
* 設計事務所と紛争になる場合、その設計事務所には①~④の特徴が必ずあります。
* モラルの低い設計事務所の話には客観性がありません。
* モラルの低い設計事務所に依頼をすると工事コストは非常に高くなります。
* 設計料は工事金額の10%程度が一般的ですから、モラルの低い設計事務所は工事金額が高くなることを歓迎します。
* モラルの低い設計事務所は契約金の支払を一括支払で求めてきます。
* モラルの低い設計事務所の特徴を知って頂き、設計事務所の選定に活かして下さい。