「地盤調査の報告書は疑わしいこと」を知っていますか。
住宅建築に先立って地盤の地耐力調査が義務付けられています
住宅建築に先立って行われる地盤の地耐力調査は、設計事務所に義務付けられています。
設計事務所は複数の調査会社に地耐力調査の依頼をすることはありません。常に取引関係にある特定の調査会社に依頼をします。
地盤調査費用は3万円程度です。
設計事務所は地盤調査の報告書に疑いを持つことはありません。
地盤調査の結果「杭工事等の地盤改良が必要」との判定をされた場合、その報告書を鵜呑みにします。
再度、他の調査会社に調査依頼をして検証することはほとんどありません。
地盤改良工事を地盤調査会社が行っていることを知っていますか
地盤調査の結果「杭工事等の地盤調査が必要」と判定された場合、「杭工事等の地盤改良工事」は地盤調査会社が請け負うことが一般的です。
杭工事等の地盤改良工事は100万円~150万円程度です。
地盤調査会社のモラルが低い場合、地盤改良工事の必要がないにもかかわらず「地盤改良工事が必要」との判定をしています。
建築主に選択の余地がない話を設計事務所がしてきます。
「住宅の安全の為に地盤改良工事が必要です。」と、
建築主は100万円~150万円の追加工事を負担しなければなりません。
住宅ローンの契約も終わり、設計・施工の契約も終わり資金計画を立てた後のタイミングで新たな追加工事費100万円~150万円の負担です。
これが地盤調査の実態です。
地盤調査結果の実態は
地盤調査の結果「地盤改良工事が必要」と判定されたうち、その70%程は実際には地盤改良工事の必要がないと言われています。
これから住宅建築を予定している方は地盤調査の実態を知っておいて下さい。
昨今、地盤セカンドオピニオンが提唱され始めています。
地盤調査を再度行うことを意味します。
必要のない地盤改良工事による被害から消費者を守る活動です。
- 地盤調査の結果に納得ができなければ、再度地盤調査を行うことをお勧めします。
地盤セカンドオピニオンで検索をして下さい。地盤調査を再度行う手立てが分かると思います。
- 地盤セカンドオピニオンは必ずご自身で行って下さい。
設計事務所に依頼をしても意味はありません。
設計事務所と地盤調査会社には特別な関係があることが多いからです。 - 住宅建築でもセカンドオピニオンを行うべきです。
特定の業者に住宅建築の設計施工を任せる場合、消費者の自衛手段ですから業者に遠慮をする必要はありません。