相談内容
- 工務店と建築トラブルになっていたところ、工務店の顧問弁護士より調停を申し立てられました。
- 工務店と話もできなくなり、工務店の顧問弁護士に話をすると「裁判所の調停で解決をします」とのことでした。
- 調停に応じて良いものか、どのように対処をしたらよいか分かりません。
調停がどのようなものかも分かりません。調停で工務店への損害賠償の主張ができるのでしょうか。
対処方法が分からず困っています。
ご相談へのIJSの回答
調停に応じるべきではありません。
- 調停は業者と争う場所ではありません。調停委員より歩み寄りを求められます。
- 損害賠償の主張はできません。契約解除の主張もできません。調停委員より和解を進められます。
- うかつに和解に応じてしまうと、その場で「和解の内容を誓約」することとなります。この誓約には法的強制力が生じます。
- 工務店の顧問弁護士の仕事は、調停での和解により工務店の損害を最小限度にすることです。消費者の損害について全く考慮はありません。
- 調停に応じると、損害賠償を求めることが難しくなります。
IJSの解決策
- 工務店との建築トラブルの原因が、違法行為に起因していることを突き止めました。違法行為の証拠の検証も行いました。
- 工務店の顧問弁護士に調停案を出させた後、調停を拒否しました。調停案を出させたことで顧問弁護士の方針が分かりました。
- 工務店の違法行為を理由に契約解除・損害賠償請求の訴訟を起こしました。
工務店に対して逆に法的手続きを取る方法で解決しました。
解決策の成果
- 工務店と契約解除ができました。
- 工務店に対しての損害賠償請求は100%認められました。
- 契約解除を先行して行ったことで、係争中にIJSの提携工務店が工事を引き継ぎ、訴訟が終結する前に工事を完成させることができました。