建築トラブル解決に関するよくあるご質問
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設計事務所とのトラブル
工務店とのトラブル
工事請負契約のトラブルの原因を教えて下さい。
工務店が完成建物を引渡してくれません。どうしたらいいですか?
建築からたった2年での『結露』に困っています。対処方法を教えて下さい。
建築から3年で『雨漏り』が生じて困っています。対処方法を教えて下さい。
設計事務所から契約解除を告知された時はどうすればいいですか?
工務店から契約解除を告知された時はどうすれば良いですか。
設計事務所との設計契約は解約できますか?
工務店との工事請負契約は解約できますか?
設計業務委託書について教えて下さい。
実施設計図面とはどのような図面かを教えて下さい。
工事請負契約のトラブルの原因を教えて下さい。
工事請負契約のトラブルの主な原因は以下の通りです。
請負者の
契約違反
を原因としたトラブル
請負者の
義務不履行
を原因としたトラブル
請負者の
法令違反
を原因としたトラブル
請負者の
施工不良
を原因としたトラブル
請負者の
不法行為
を原因としたトラブル
工事請負契約のトラブルには必ず原因があります。
工事請負契約のトラブルを解決するためには原因の究明が必要です。
工事請負契約のトラブルを解決するためには原因ごとに最適なアプローチをする必要があります。
工務店が完成建物を引渡してくれません。どうしたらいいですか?
工事完成前に工務店と追加工事代金のトラブルが生じた場合、工務店が完成建物の引渡に応じないことがあります。
工務店は追加工事代金の支払いを求める手段として完成建物の引渡を拒否します。
追加工事代金のトラブルは工務店(請負者)の
契約違反
・
義務不履行
等に起因していることがほとんどです。
早期に解決を図る場合は上記の原因を理由とした
契約解除
が一般的です。
契約解除は
出来高精算
・
契約解除時の成果物の要求
・
損害賠償
等の確認検証が必要になります。
そのため建築の専門家への相談が必要です。
また契約解除は
法的手続き
ですから弁護士への相談も必要です。
建築からたった2年での『結露』に困っています。対処方法を教えて下さい。
まず工務店に
結露
の原因究明を求める必要があります。
原因にもとづいた
結露
の修補是正が必要です。
その場しのぎの修補是正では
結露
を繰り返すことになります。
結露が起きる原因は
断熱不足
・
断熱不良
・
施工不良による隙間
など
が一般的です。
断熱不足
は設計の問題になります。
断熱不良
と
隙間
は施工不良の問題になります。
設計の問題の場合、
設計の瑕疵
として
設計者
に修補是正の対処を求めることになります。
施工不良の問題の場合、
施工の瑕疵
として
施工者
に修補是正の対処を求めることになります。
結露は深刻な問題へつながることもあります。
早急に対処を求めることが必要です。
建築から3年で『雨漏り』が生じて困っています。対処方法を教えて下さい。
まず工務店に
雨漏り
の原因究明を求める必要があります。
正確な原因にもとづいた
雨漏り
の修補是正を行うことが必要です。
その場しのぎの修補是正では
雨漏り
を繰り返すことになります。
雨漏りは
住宅瑕疵担保保険
の保険適用範囲になります。
住宅瑕疵担保保険
を使った十分な修補是正工事を行うことを求めて下さい。
建築から3年での雨漏りの主な原因は
施工不良
です。
修補是正では対処できない
施工不良
の場合は屋根工事をやり直すことになります。
屋根工事をやり直さなければならない修補是正工事であっても
住宅瑕疵担保保険
は使えます。
工務店に
住宅瑕疵担保保険
を使った修補是正を求めることが適当な対処です。
設計事務所から契約解除を告知された時はどうすればいいですか?
設計事務所は特定の場合でしか契約解除を委託者(依頼者)に求めることはできません。
設計事務所は委託者(依頼者)の債務不履行(支払いをしない・契約に違反するetc)時にのみ契約解除を求めることができます。
契約解除の規定は
設計監理業務委託契約約款
で約されています。
設計事務所は勝手に契約解除を委託者(依頼者)に求めることは出来ません。
契約解除を告知された場合には
設計監理業務委託契約約款
の規定にしたがったものであるか否かを確認する必要があります。
設計事務所との契約解除のトラブルは大きな問題になることがあります。
契約解除のトラブルは専門家に相談することが必要です。
また委託者(依頼者)が
契約解除
に言及して設計事務所とトラブルになっている場合も特に注意が必要です。
委託者(依頼者)の
契約解除
の言及が適切な理由にもとづいていない場合、設計事務所が民法の規定にしたがい損害賠償を求めてくることがよくあります。
注意して下さい。
工務店から契約解除を告知された時はどうすれば良いですか。
工務店は特定の場合にのみしか契約解除を発注者に求めることは出来ません。
工務店は発注者の
債務不履行
(支払いをしない、契約に違反する)時にのみしか契約解除を求めることは出来ません。
契約解除の規定は
工事請負契約約款
で約されています。
工務店は勝手に契約解除を発注者に求めることは出来ません。
そのため契約解除を告知された場合には
工事請負契約約款
の規定にしたがったものであるか否かを確認する必要があります。
工務店との契約解除のトラブルは大きな問題になることがあります。
契約解除のトラブルは専門家に相談することが必要です。
また発注者が
契約解除
に言及して工務店とトラブルになっている場合には特に注意が必要です。
発注者の
契約解除
の言及が適切な理由にもとづいていない場合には工務店は民法にしたがい損害賠償を求めて来ることがあります。
注意して下さい。
設計事務所との設計契約は解約できますか?
設計事務所との設計契約は解約できます。
設計業務委託契約約款の定めにしたがい解約ができます。
設計事務所の
債務不履行
・
義務不履行
・
法令違反
等の
公的事由
により設計契約の目的を達成することが不可能な場合には解約が出来ます。
設計契約の解約は
成果物精算
(設事務所が作成した図面等の費用を支払うことによる精算)による解約が一般的です。
逆に設計契約の解約は
勝手な理由
では解約は出来ません。
勝手な理由
による解約の場合は設計事務所から
損害賠償請求訴訟
を起こされることがあります。
注意して下さい。
工務店との工事請負契約は解約できますか?
工務店との工事請負契約は解約できます。
工事請負契約約款の定めにしたがい解約ができます。
工務店の
債務不履行
・
義務不履行
・
法令違反
等の
公的事由
により、工事請負契約の目的を達成することが不可能な場合に解約が出来ます。
工事請負契約の解約は
出来高精算
(工事の出来高を支払うことによる精算)による解約となります。
工事請負契約の解約は
公的事由
と
出来高精算
によらなければなりません。
勝手な理由による解約
は出来ません。
勝手な理由による解約
の場合、工務店から
損害賠償請求訴訟
を起こされることもあります。
注意して下さい。
設計業務委託書について教えて下さい。
設計監理業務委託契約において設計者(建築士)が守らなければならない設計業務の進め方を定めた書類が
設計業務委託書
になります。
設計業務の進め方を委託者(発注者)と約束をする重要な書類になります。
設計監理業務委託契約で定められた
設計業務委託書
は
調査企画業務
と
設計業務
からその進め方を具体的に定めています。
設計監理業務委託契約では設計者(建築士)が
設計業務委託書
を遵守しなければならないことが定められています。
設計者(建築士)が
設計業務委託書
を遵守しない場合に設計者(建築士)と以下のトラブルがよく起きます。
希望通りの設計内容
になっていないトラブル
希望通りの工事費用
になっていないトラブル
このトラブルが起きると設計監理業務委託契約を継続することが困難になり契約解除のトラブルに至ることが一般的です。
注意が必要です。
実施設計図面とはどのような図面かを教えて下さい。
実施設計図面とは
委託者の
建設意図
と
要求条件
を満たした
基本設計図面
にもとづいて作成された施工の前提となる設計図書
になります。
実施設計図面は…
案内図
配置図
求積図
仕上表
平面図
立面図
矩計図
基礎伏図
基礎詳細図
床伏図
梁伏図
屋根伏図
軸組図
軸組の金物配置図
軸組計算表
電気設備図
給排水設備図
その他建築確認申請図書
から構成されることが一般的です。
実施設計図面は施工の前提となる設計図書となることから
施工図面
といわれることもあります。
設計者(建築士)は委託者(発注者)に実施設計図面の
設計内容
を説明し、その
承認
を得なければならない義務を負っています。
その
承認
の内容は
設計内容の承認
と
設計内容による工事費用の承認
になります。
実施設計図面の
承認
をせずに工事の着工すると、工事の着工後にトラブルになることがよくあります。
注意して下さい。
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